浪人ニッキ156

uchiochan2006-03-02

家のドアノブとタオルで首を吊りました。でも失敗しました。
5秒くらいで失神して、30〜1分くらいで気がついて苦しくて
もがいてタオルをほどきました。前だけ失禁しました。
横に離れた場所にあった布団にもなぜか唾液がついていました。
鏡を見ると、目の下が真っ赤に腫れていました。「自殺未遂をしました」と
Kクリニック(精神科)に電話をしました。すぐきてください、とのことでした。
片付けているうちに、家族が帰ってきたので、下着もジーンズもそのままで
病院に向かっています。首吊り未遂は脳細胞が破壊されて、脳に障害が残ることもあるそうです。
いまのところは、手も動くし足も動きます。でも、若干喋るのが遅くなったかもしれません。
いまから病院に行って話してきます。今日のことは、明日以降詳しく書きます。
太宰治も、首吊りに失敗したんだったなあ。僕も彼と同様敗残者です。
どうして殺してくれなかったんだろう。

その後

ドクトルKのとこにいってきました。
病院に入ると、普段は診察室に居座っている先生が受付に仁王立ちしてゐるではないか。
第一声は、「もう薬局が閉まっちゃうから走って薬をもらってきたよ。
なんで私があなたのためにこんなことをせにゃならんのだろうね。」
次は、「私はこれから約束があるんだけどね。君のために時間をとっておいたよ」
そして、「こういうことを犯した以上はこれにサインしてもらわないといけない」と
言って、1)自傷行為はしない、2)当院で処方された薬物は乱用しない、
3)当院の治療方針に従う、
という同意書にサインを求められました。


ぼくは上記の先生の言葉や、同意書へのサインから、自殺未遂をしたことに対して責められ、
非常に迷惑がられているように感じたのですが、「責任を感じてもらう」というのが
目的なのかな、と思いました。いやまあ実際時間外診療でご迷惑おかけしましたっす。


それでいままでの自殺未遂歴(下に詳述)、家庭関係などを話したところ、「君は逞しくない。
自活するべきだと思う」と言われました。そして次回6日の診察のときに、親を連れてきて、
今回の自殺未遂と、いままでの自殺未遂について洗いざらい先生の方から話し、
そして自活を促す、という旨の話を聞かされました。


親に自殺のことを話されることを考えると、憂鬱。母親は泣くだろうなあ。
父親も泣くだろうなあ。そして同情したふりでもするんだろうなあ。
もうみんな死んでください。


今回はじめて自殺未遂ってちょっとすっきりした気分ですが、(ていうかいまマンキツでマンガ
読んでるし。なにを嗅ぎつけたのか家から100回くらい電話がかかってきてますが無視。
うざいっつーの。)6日がとても憂鬱。でも自活することになれば、ぼくもまともな人間に
なれるような気がする。しかし憂鬱は憂鬱であるので、6日までに自殺するか、
もしくは4月から自活して人間的生活を送るか。いずれかの気がします。
もっともしばらく首をつる気はしませんが。

自殺未遂実績について

  • 未遂の未遂の未遂
    • 1回→一ヶ月ほどまえ。メンヘラーのA子を誘い樹海で自殺を試みる。しかし計画頓挫。
  • 未遂の未遂
    • 4回→1)高2のとき。高尾山へロープを持って自殺しにいく。樹と自分の首にロープを括りつけたものの、その後飛び降りられず断念、2)その前後、自分の部屋で首吊りのリハーサルをする。気分だけ味わって断念、3)数ヶ月前、トイレのドアノブで首をつろうとして家族に見つかり断念。4)昨日、睡眠薬を飲んで鉄道自殺を試みる。意外にスピードが速く怖くなり断念。その後2時間ホームで、6時間電車の中で眠る。
  • 未遂
    • 1回→本日。家で首をつ吊るも、途中で意識を回復し失敗。

首吊り未遂の感想について

結構テーマとしては面白そうなので詳述。自殺幇助罪にはなるまいね?


まず。ロープに代わるものを探す。フロのタオルで代用。しかし、1枚では長さが足りず、
2枚をカタ結びで繋げ、一本のロープとする。


次に。首を吊る場所を捜す。基本は自分の背より高いところ。しかし家の中では案外ない。
1)本棚の支柱。当初の予定はこれだったが、本棚が予想よりはるかに軽くて断念。
2)クローゼットの服をかける棒を検討。ぶらさがっても壊れないほどの強度。
しかし背伸びしたら届くくらいの高さで断念。
2)トイレのドアノブ。以前試したが、トイレが狭く足が伸ばせず窮屈なので断念。
場所的にはカギがかけられていいのだけれど。
3)自室のドアノブ。高さはトイレと変わらないが、足が伸ばせるので、ここに決定。
兄が家にいて寝てるのか、家にいないのかよくわからなかったので、途中で暴れて
見つからないかと心配、だがきっと家にはいないと踏み決行(結局いたけど)。


そして。まず、タオルを首に縛る。縛ってから首を通そうかと思ったが、
それには長さが足りず断念。首に巻いてからカタ結び。それからドアノブにタオルを固く縛る。
この時点で必死。


ついに。とりあえず、ケツを地面につけてみる。結構苦しい。ちょっとしゃがんだ姿勢になって
休み、考える。「うーん、思ったよりキツいな」次は、もうちょっと思い切ってケツを床につけて
足を伸ばしてみる。かなり苦しい。「うわー。なんかキツくない?」ちょっと休む。
つぎに、もう一度足を伸ばしてみる、「うわーきつー苦しいーやっぱやめようかな」
と思っているスキに失神。成功してたらここで死んでます。


30秒〜1分後くらいに意識を取り戻す。
最初の印象は、「これは夢か?」その直前まで昼寝していたのですが、
どうもその夢のときの感覚に似ていた。
どういう感じかというと、うわーーーーーって音がなって、視界が「ねるねるねーるね」
みたいに七色に曲がって見えて
、「なんか苦しいけど夢か?」と思いました。
1秒くらいで我に返って、必死でタオルをほどく。心臓バクバク。
200BPMくらい。呼吸もゼーハー。「死ぬかと思った…」


しばらく床に手をついて息を取り戻す。前を確認。しっかり失禁。(+射精?)
おそるおそるうしろを確認。ウンコはもらしてない。ラッキー。
あたりを見回す。床に尿はこぼれてない。その代わりにパンツとジーンズがビッショリ。
30cmほどはなれた場所にかけてあった布団が、なぜかぬれている。
たぶん無意識のうちにしがみついて唾液がついたのか。これが一番の謎。
あとはもがき苦しんだせいか、喉がくるしい。ゲロ吐いたあとみたいな感じ。
鏡を見ると、画像のように目の下が腫れている。「これ家族に見つかったらバレるな…」。


それから、Kクリニックに「自殺未遂をしました」と電話。
電話かけているうちに兄貴が目を覚ます。家にいたのか…。
しかも同時にお袋が買い物から帰ってくる。「顔みられたらヤバい…」
必死に顔を隠して、コートを着て、下も着替えず病院に向かう。
冒頭へと続く。


感想。首吊りは成功すれば上述のように一瞬で失神すると思いますが、失敗すると結構キツい。
運が悪いと脳に障害が残って一生植物人間になるそうです。
その意味では運がよかったか。もう少し高さがあれば死んでいたかもしれない。
ていうか首吊りは未遂率の方が低いはずなのに。奇跡?
今のところ自覚できる障害はないです。『アルジャーノンに花束を』みたいに
突然頭がよくなったりすることはないのかな。今のところは相変わらずのアホぶりを実感。
たぶん20万くらい脳細胞が死んだと思うので、記憶力はこれから低くなるのかな…。
しばらく自殺する気しません。疲れた。キツい。
これだけ文章がかけるんだからたぶん脳への障害はないはずだ。
あったら自殺するがなボケナスー(松っちゃん)


なんかやたらと家から電話がかかってくると思ったら、机の上に遺書を残したままだった。
ヤバい。6日以前にバレるがな。今晩の夕飯は気まずいがな。マジで気まずいがな。
家に帰りたくないがな。小学生の時同級生の腕を折ったときくらい気まずいがな。
(しかもその子の親父さんにあとで新聞でそのこと書かれたがな。有名人やがな。)


ちなみに遺書は「死にます。迷惑かけてごめんなさい。」だった気がします。
見られてなきゃいいけどそんな都合のいい話ないよな。家から100回くらい電話かかってきてるし。
これから死にに行くとでも思われとるがなきっと。帰りたくねーーーーーーーーーーーーーーー。
とりあえず顔色が戻っていることを祈りマッスル。鏡みるのが怖い。
アトピーで顔掻いたら赤くなった」とでも言い訳しておこう。
ていうか遺書が動かぬ証拠か。気まじーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。


ていうかいま携帯みたら「もうすぐ返ります」というぼくのメールに大して、兄貴から
「分かりました。ご飯まってます。父さんにもメールしてあげてください。よろしく。
あ、できたら『マガジン』買ってきてもらえないかな?」と返信が。
コイツアホと違うか?狙ってるのか?わざと安心させようとしてるのか?
ひょっとして遺書みつかってないのか?
…どっちしろ6日に家族とKクリニックか…憂鬱だ。
ていうかドクトルKに「あなた治療する気はあるんですか?」と怒られた。
理学部卒の医学部再受験者だけあって、精神科医には不向きの気がするんですが。
まあなんだかんだいってドクトルKには感謝。(なんだそりゃ)

ではまた後の祭りの自業自得。死ねばいいのに。