姿勢に関する話(その3)

久々の更新です。


最近ヨガを続けていてわかったことは、体重を無駄なく床に伝えるのが大切だということ。
よく「上半身の力を抜け」とか「上虚下実」とかいって、下半身に力をみなぎらせつつ、
上半身の力を抜くことが言われますが、実際は全身に力が入った状態から上半身の
力を抜くよりも、全身の力がぬけた上体から、下の支えを作るほうが簡単。
「ギターの弦をチューニングするときは高い音(緊張)→低い音(弛緩)ではダメで、
低い音(弛緩)→高い音(緊張)に調整しないといけない」というのと似ているのでは。


全身の力を抜く、姿勢を正す際に骨盤の位置が重要なことは前回書きましたが、
最近「足の裏に意識を向ける」ということの重要性に気付きました。
つまり「体重がうまく足裏まで伝わっている」→「途中で抗力が発生していない=
力みがない」という逆の発想でいくわけです。


というわけで、膝をゆるめ、足首をゆるめ、ソケイ部をゆるめ、体重を床に
大いにかける、体重が重くなったように感じる、床の下まで根を張っているように感じる、
このようなことが姿勢を保つ際でかなり重要なことではないかとおもいます。