姿勢に関する話(その2)

昨日の補足です。

昨日は「下腹部を出す感じで」と書きましたが、自分で書いておきながらなんか
わかりにくいなあ、と思い、もうちょっとイメージしやすいモノを考えてみました。


今日は短くいきましょう。
「骨盤を立てること」それは、「ケツをちょっとプリッと出し、下腹部を前方下に回転させる」
これです。たぶんこれが一番イメージしやすいというか、実践しやすい。
ケツを出すといっても、あんまり出しすぎると腰が反ります。
ふつうにケツを出すと、骨盤が脊椎から真っ直ぐおろした線より後ろ側にずれるはずです。
それはペケ。


そうではなく、あくまでも,骨盤を体の中心線上に保ったまま、それを前方に回転させる
のです。大抵のひとはふつうに立っていたり座っていたりしても、
骨盤が後傾ぎみになっているのではないかと思います。
それを真っ直ぐ立てるために、もとの状態よりも、少し前方に回転させるのです。


そうすると結果的に、骨盤の後下部が外転し、ケツが出る。
また骨盤前上部が内転し、下腹部が少し出る感じになる。
…というわけです。


この辺のことをペイントで落書きしてみたのでどうぞ。


ちなみに猫背の人は、(ぼくの予想では)骨盤が後傾しているために、
脊椎が後ろに向かって伸びているため、それを調整するために、
今度は頚椎あたりのカーブが大きくなり、顔が前に出る、という状態に
なっているのではないかと思います。
つまに背中が後ろに出っ張り顔は前に出っ張るというわけです。
このとき「背骨を真っ直ぐ伸ばす」という意識だけではおそらく猫背は
改善されず、骨盤の角度を調整する必要があると思います。


また骨盤の位置が正しいと、体重が骨盤に集中せず、下半身まで伝わるため、
体の一部に負担がかからない、つまり立っていても座っていても疲れない、
おまけに下半身にエネルギーが満ちてあたかも(as if)大人物であるかのように
見えてしまう、という特典さえあります。


この辺のこともペイントで落書きしてみたのでどうぞ。
下が落書きのリンクです。「浪人生って意外とヒマなんですか?」
という思いは胸に秘めていただければ幸いです。それではまた。


http://nurupo.net/cabinet/metalhead/sisei.jpg?ak=2320ab17cabe8335f7566385472571eb