浪人ニッキ54.5

今日はほとんど一日何もしませんでしたが、夜本屋に行ってきました。
(最近日課になりつつあります)
本を買うつもりはなかったのですが、『生きるヒント3』を読み終わったからいいかな〜と思い、
柳瀬尚紀『翻訳はいかにすべきか』と、幸田文『雀の手帖』を買いました。
柳瀬さんは先日も書いたとおりジョイスの『フィネガンズ・ウェィク』を翻訳された方で、
「翻訳に不可能はない」というのが持論だそうです。
非常に面白そう。日本の英語教育は何の役にも立たないという事実に
一体どれだけの人が気づいているのかわかりませんが、
柳瀬さんは間違いなくその一人だと思います。まだ読んではいませんが。
幸田文に関しては『おとうと』『北愁』を読んだことがあります。
しかし、内容はあまり覚えていません。日本語が綺麗なことで有名ですね。
小説を読むのは大変だからなぁ、と思い随想集を買いました。
ちゃらっぽこな気持ち、だとか、鉛筆の先に色気が集まる、だとか、
一見はて?と思えるものの、実はどんな言葉よりもしっくりくるような、
そんな不思議な表現が一杯です。1章2頁、というのが読みやすくていいですね。


近頃読みたい本がたくさんあります。
とてもいいことです。
精神の幸福というのを得たいものです。


それではまた。

翻訳はいかにすべきか (岩波新書)

翻訳はいかにすべきか (岩波新書)

雀の手帖 (新潮文庫)

雀の手帖 (新潮文庫)