17日の演奏会について

携帯をいじっていたらそろそろ午前5時だがうつで寝る気がしない。歯を磨いて薬を飲めば一応寝られるが動く気がしない。


なのでうつが酷くて(まだひどいが)レポートできなかった17日のシュッツ合唱団の演奏会について。


1.リスト『レクイエム』
世間に知られていない名曲。そもそもリストが宗教曲を描いていること自体知られていない。このレクイエムはTTBB(Soli)+TTBB(Coro)の男声合唱。神秘的なオルガンとロマンチックな合唱の和音の移り変わりがたまらない。筆舌に尽しがたいのが終盤の地獄の炎の描写。そして魂の昇天を象徴するラストのオルガン。数ヵ所ずれたものの大きな破綻はなし。しかし残響9秒のカテドラルは難しい!そしてオルガンと祭壇が30mくらい離れているので時差が激しい。「指揮をちゃんと見る」ことを勉強した一曲でした。淡野太郎さん指揮。


2.シュッツ『ムジカーリシェ・エクセクヴィエン(音楽による葬送)』
シュッツ合唱団の定番。らしい。歴史上初めてのドイツ語によるレクイエム。らしい。第1部はソロアンサンブルと合唱が交互に歌う形式。一人一人の声にあったメンバー選択をしたのでうまくはまる。しかし私は遅刻してゲネプロに間に合わなかったのでソロから外される。皆さんごめんなさい。第二部は二重合唱。練習時相手の合唱を聴きながら入る方法をとっていたが、残響9秒のカテドラル(音が前にしか飛ばない)では通用しない!1秒遅れで相手の合唱が聴こえてくる現実にゲネプロサボった私は混乱する。とりあえず同じグループの別パートを聴きながら歌い乗り切る。第三部は預言者(?)シメオンの話。イエスを抱くまで死ねない、という運命を背負った人。らしい。イエスを抱いてやっと死ぬ。という話。「死は甘美なるかな」合唱+天使×2(ソプラノ)+シメオンの魂(バリトンソロ)。この合唱は名曲だ。最初の和音からして。シュッツは言葉付けが難しい。ということを学んだ一曲でした。今度は遅刻しないでソロを歌おう。淡野弓子先生指揮。


あ、もう五時半だ。しかし動けない…。