浪人II―34

やあす。帝王。


また予備校サボった。朝飯くって寝て起きたら六時前だわ。夕飯の買い出しにいくか…。さぼりぐせがなおらんよう。

嗚呼

その後また寝てもう九時だあ。しょーがないので朝まで寝ますのら。薬のまなきゃーデプロメール一日飲まんと頭の回転がストップしかけてる。


食べるものがぬぁい…米だけといて寝ようかな…仕送まであと2週間…。


予備校にいく方法なにかないかしら…?

家事を済ます。十一時。寝ます。今日は一食しか食べていない。


この二週間を思い返し、帝王は久しぶりにいささか絶望的な気分になる。予備校に行けない。そんなときこそ、アラン。「はほ笑みたまえ」とアランいいました。どんな状況でもほほ笑むことができれば、それが人間の最も幸福な姿であると思います。微笑みは技術。不機嫌なときこそ、ほほ笑みたまえ。アランはなんて素晴らしい哲学者だろう。


さっき、新たに「あくびの技術」という章を読みました。「あくびはむしろ、おなかに深々と空気を送り込むことによって、注意と論争に専念している精神に暇を出すことである。このような大変革(精神のはたらきをばっさり切ること)によって、自然(肉体)は自分が生きていることだだけで満足して、考えることには倦き倦きしていることを知らせているのである。」「あくびは反対に(=退屈や深刻さが病気のように伝染するのとは反対に)生命の報復であり、いわば健康の回復のょなものである。あくびがうつるのは深刻な態度を放棄するからであり、何も気掛かりがなくなったことことを大げさに宣言するからのようだ。それは整列している人たちを解散させる合図のようなもので、だれもが待ち受けている合図なのだ。この気楽な気分が拒否されることはありえない。そこから、深刻な気分はふっ飛んで行く。」つまり、不機嫌なときはほほ笑みたまえ、あくびをしたまえ、ということかな。アランは推敲は一切しなかったひとで、間違ったら最初から一気に書き直していたそうです。だから話に躍動感があって、リズミカルな、いわば文学的
哲学というものが達成されている。したがってとても読みやすいし、また彼の文章は話の核心をついている。『定義集』もいいが、『幸福論』もとても面白い。いずれも岩波からでてるからチェックしてみて。他の著書も読んでみたいな。


だが、帝王は激しくツンドク症。オボセンの本もあるし、エーリッヒ・フロムの『愛するということ』『悪について』、ひろさちや先生の『なぜ人間には宗教が必要か』他数冊、親鸞の『教行信証』、蓮如の著書、アランの著書、ヨガの書籍、この間触れた免疫学の本、ノーマン・カズンズ教授の精神神経免疫学の本、山梨大教授のがん体質の本、などなどきりがない…それにしても簡単な哲学は面白いなあ。ほほ笑みたまえ、あくびをしたまえ、いずれも技術だと思います。この間端野先生とお話ししたときに聞いた面白い話は、「なにか悩みがあるときは、一度自己を解放すること。無思考になること。まずそこから。始めるべきよ」。これもアラン的思想だよね。深く考えんで笑え、あくびしろ。単純明快な話だなあ。アランは相当あたまのいいひとだったに違いない。


睡眠薬を服用してから30分以上たちました。もう意識がもうろうとしてきています。まっすぐ歩けない。足湯の湯を捨てて、寝ますのら。「不機嫌というやつは、自分に自分の不機嫌を伝えるのだ。だからずっと不機嫌が続いてゆく。それを克服するだけの知恵がないので、われわれは礼儀正しさに救いを求め、ほほ笑む義務を自らに科すのである。だからこそ、無関心な人たち(=自己に対する無関心)の付き合いがあれほど好まれるのである。」アラン好きだな。もっと読みたい。民衆よ、ほほ笑みたまえ。ほほ笑みは技術だから、きっと練習は必要です。帝王は、電車のなかでも笑顔でいるよ。


おやすみー。

睡眠薬

帝王は薬が効きやすい。だから睡眠薬(就寝直前に飲むもの)を飲んで30分くらい起きていると、文字通りフラフラになります。


今晩も、足温器を片付けて寝ようと思ったら、布団に入るまでに四回転んだ。足に力が入らないのね。なにがいいたいかというと、睡眠薬は寝る直前に飲もうねーということです。ちなみにいま飲んでいる夜の薬はハルシオン0.25mg1Tとサイレース2mg1Tです。標準的かな。なんか意識が本格的にモーローとしてきたので寝ます。明日はいい日になるといいな。ほほ笑みたまえ。


最近写真が少ないので帝王の情けない寝顔。完全に睡眠モードです(-_-)zzz