浪人ニッキII―4

やあす。meイコールズ帝王。


最近日記がずれてます。コインランドリーで洗濯物が乾くのを待つ間に光より速く更新。ではいきますよオラオラ。

メンヘルクリニック

昨日は、東京に来てから初のメンヘルクリニックを訪れました。これからお世話になるのは、高田馬場にある、「オボクリニック(以降オボクリ)」。精神科領域、およびアレルギー(特に喘息)領域においては非常に有名な病院です。実は院長の於保哲外先生の奥さんと帝王のお袋とは大学時代の知り合いで現在も親密であり(帝王の両親は於保先生ご本人と食事したこともあり)、その縁で昨日診察と相成ったわけです。


ちなみに福岡でかかっていたドクトルKは、於保先生(以降オボセン)と昔、名古屋にある病院(オボセンの奥さんの父親が院長)で一緒に働いていた仲があります。


それで、オボセンとの初診は衝撃の一言につきる。「きみは生き方を変えれば元気になる」と言われた。また、「頑張るということには2種類あって、イチロー・松井タイプとマラソンの円谷選手(東京オリンピックで銅メダルを取るも、その後壁を越えられず自殺した。らしいです。)タイプがある。彼らの違いはなんだと思う?私はちょっと向こうに行くからしばらく考えみて。(中略)そう、一言で言うと、イチローは自分を行かして頑張る人間で、円谷選手は自分を殺して頑張る人間と言えるね。きみは自分をどちらだと思う?」という話もあった。帝王は「後者です」と答えると、オボセンはにっこりと笑い、「そうでしょう」と言った。


実は帝王は、ほんの3分の間にいままでの自分について話しただけで、オボセンに帝王の全て(帝王が自分で認識している以上のこと)を見破られた。


またこういう話もありました。「ここに花子ちゃんと学校の先生がいたとします。一人の先生は、『花子ちゃんのいいところはせいぜい5個くらいね』と言うとする。もう一人の先生は、『花子ちゃんには100個も長所があるわね』と言います。きみだったら、どっちの先生につきたいかな?」。帝王は間断なく「後者です」と答えた。オボセンはまたもにっこりと笑い、「そうでしょう」といった。そして、オボセンは「実は私たち一人一人の中にもこの花子ちゃんと先生がいます。私はこれを『自分関係』と呼んでいます」とも語った。「自分を暖かい目でみられるようになるといい」そう言われました。


で、帝王はオボセンの最新の著書『こころの体操』をサイン入りでプレゼントしてもらったのら♪実は親父が福岡でこの本を読んでおり、帝王は「自分を好きになる?FUCK OFF」と横で思っておったのだが、実際オボセンの話を聞くと、この本を読まずにはいられなくなった。駒沢勝先生(浄土真宗な小児科医のドクター)の「肯定・受容の精神」(仏の目)、五木寛之さんの「究極のマイナス思考」、そしてオボセンの「一番だめな自分を好きになる(究極のプラス思考)」、この3つの考え方の関連性を帝王は考えてみたいです。(実はあとの2つは表裏一体だとおもう。)


『こころの体操』、縁があったら読んでみてください。(帝王はまだ途中だけど)。精神科に通院しているかた・人生に行き詰まりを感じているかたは、一度オボクリニック(駅徒歩2分)を訪れてみては。笑顔を絶やさない、とてもいい先生です。付け足しておくと、オボセンは現代の細分化された医療に疑問を抱いており、「すべての身体的病理症状はこころと関連がある」という観点から、病気ではなく人間を総体的に診る医療を進めています。帝王が医者になったらオボセンに師事しよう。家族ぐるみの付き合いだしね。ていうかオボセンの三男一浪医学部志望代ゼミ寮だからたぶん帝王と同じクラス。これはともだちんこ(古い?)になるしかあるまいね。オボセンとガチでトークしてぇ。