舌に関する話

uchiochan2006-01-05

やあす。うちおです。


明日の日付ですが、面倒なのでまた前日のうちに更新します。
ていうかこれはPCから書いているので
「結局パソコン使ってんじゃねえかオイ」
とか言われそうですが、コメント返信・PCメール返信を
しないのだけは貫かせていただきます。
重要なのは「パソコン使用時間を減らす」ということよりも、
「他人への気遣いを減らすことで、自分⇔受験間の関係を濃厚にする」ということなのです。
(コメント・メール返信には気を使いますからね。かなり)
ですが携帯メールだけは気軽に下さい。さみしいので。


では今日の本題です。
昨日の朝(今朝)E先生(高校の前任音楽教師兼声楽家)のビデオを見ているときに、
母親が「そういえばK先生(高校のいまの音楽教師・声楽家)が『死んだ舌』が
重要だと言っていた」ということをつぶやきました。
これまで「顎の力を抜いて」「舌を脱力して」と指導されたことは
幾度となくありますが、「死んだ舌」とまで言われたことはありません。
つまり、舌は完全に力を抜く。死人のような舌にする。
だから、必然的に母音は純粋に口の形のみで作ることになる。
いつも舌の力を抜くように心がけてはいましたが、それでも母音を作ろうとしたり
声を作ろうと意識するうちに、無意識的に舌に力が入っていました。
試しに「死んだ舌」でちょっと歌ってみると、西洋の合唱団員のような
まろやかでエロティックなラテン語の発音(母音)ができました。
また、舌を殺すようにすると、連鎖的に顎の力も首の力も、全て
抜かなければならなくなる。だからなによりも優先して、舌を殺す。
これは、実は初心者の発声にとって最も重要なポイントではないでしょうか。
ものすごい発見だ。ちなみにK先生はイタリア歌いですが、
たぶんラテン語もほかの言葉も同じなんじゃないかと思います。
キーワードは「死んだ舌」。これスゴい。


「え?当たり前でしょ?」というかたは勘弁。
しかし自分にとっては人生屈指の大発見。
偉大なるK先生。そしてそのアドバイスを思い出した母親。
そしてE先生のビデオを見ることになった仏縁。
(一昨日の夜(昨晩)寅さんで布施明さんという歌手が出ていて、
「この人いいな〜」といったら、家にビデオがあるかもということで
母親が探していたら偶然E先生のビデオが出てきてみることになったのです)


キーワードは「死んだ舌」。発声に悩んでる方はぜひ意識してみては。
でも一番重要なのは発声がわかる先生について習うことです。
キープ・ユア・タング・デッド、オーケー?ではまた。