浪人ニッキ84.5

写真は岩田屋です。クリスマスの装飾がしてあるんですね。
もう12月ですねえ…というかもう14日なんですね。
今年も残すところ半月です。夏過ぎてから何もした記憶がないですね、ぼくは。
うーむ。まあ人生そんなものかな、と思います。
ところでクリスマスは毎年一人。来年はクリスマスの時期に彼女を作ろう。
いや、出費のことを考えると、クリスマス前に別れるくらいがいいのか…。
随時彼女募集中です。ヨロシク。


今日手に入れたCDのラインアップです。
1枚目は、SENTENCEDの7th『The Cold White Light』です。
最終作(8th)の『The Funeral Album』を聴いていたく感動したので、前作も買ってみました。
うーむ。いいですね。1-3曲目の流れが秀逸。
しかし正直なところ、8thほどのインパクトはないような。
メロディーは非常〜に素晴らしいのですが、この辺は聴き込んでいくうちに
よさがわかってくるのだと思います。
8thを聴いて、ヴォーカルが喉をつめた(ロック的な)発声をしていて、
そのため高音が詰まった感じだったのですが、7thではもっと自由に歌っているようですね。
音域もこちらの方が広いです。しかし、渋さというか、ロック的なかっこよさは
8thの方が断然上ですな。それと8thの方がヴォーカルの音が前に出ているので、
それも直接的なインパクトに貢献しているのではないかと。
まあ詳しいレビューは気が向いたらということで。


2枚目は上にあげた、ザ・シックスティーンの『バード:ミサ他』。(Virgin)
収録曲は、「5声のためのミサ」「4声のためのミサ」など。
2枚組なり。ザ・シックスティーンは、この間、いつもコメントを頂いている
やまだひろしさんに頂いた合唱コンピレーションCD(やまださん自身が選曲)
に収録されていた曲で知りました。タリスの「O nata lux」です。(超名曲ですね!)
団体名だけは知っていたのですが、そのあまりのダサい響きにいままで敬遠していました。
(だって「16人の者たち」ですよ?黒澤明じゃあるまいし。)
人を見かけで判断しないほうがいいという好例でしょう。
うまいな〜しかし。他のCDも買おう。よくみたら、2枚目はフィリップ・デ・モンテ
という作曲家の曲でした。誰?
(追記:と思いきや、モンテの曲は1曲だけでした。2枚組ほとんどバードですね。
オススメ。買ってね。聴いてね。)


3枚目〜8枚目は、1枚820円という破格で売られていたので、ほぼ買い占めた感じの
ものです(笑)。ドイツ・ハーモニア・ムンディの2005 BEST HITSとかいうシリーズ。
定番なので廉価で、ということなのでしょう。


それで3枚目は、Edith Mathis(Sop.)とBenno Kushe(Bass Bar.)という歌手が歌う、
17〜18世紀の独唱曲。語るように歌う、というか、俗っぽく歌う、というか、
とにかく声色が多彩。すごいなあ。なんでこんな風に歌えるんだろう。
もっと声楽っぽく歌っていてもよかったのですが。やや芝居がかりすぎている感もあり。
でも元々そういう曲なんでしょう。ドイツ・リートです。
作曲家は、知らない人ばかりですが、テレマンなど。


4枚目は、テルツ少年合唱団/コレギウム・アウレウム合奏団*1『デュファイ:ミサ他』です。
収録曲は、「Missa "Se la face ay pale"」など、
テルツ少年合唱団は名前しか知りませんでした。デュファイも名前だけ。CDは未聴。


5枚目は、プロ・カンツィオーネ・アンティカ*2/テルツ少年合唱団/
コレギウム・アウレウム合奏団『ジョスカン:モテット』。
収録曲は、「アヴェ・マリア」「Miserere mei Deus」「Tu solus facis mirabilia」など。
PCAは割と最近手に入れたパレストリーナのミサ5枚組み廉価版で初体験したのですが、
一発で気に入りました。ビブラートバリバリかよ!とはじめは驚いたのですが、
慣れるとロマンチックで心地よい演奏。好きですねえ〜。大好き。CDは未聴。


6枚目は、テルツ少年合唱団『パレストリーナ:ミサ』。
収録曲は、「Missa "Tu es Petrus"」他モテット3曲。CDは未聴。


7枚目は、テルツ少年合唱団/モンセラート修道院聖歌隊*3/コレギウム・アウレウム合奏団
ザルツブルク大聖堂祝典ミサ曲』。for 16 singing parts, 35 instrumental parts,
2 organs and b.c.、だそうです。演奏者何人くらいいるんでしょうね…。
100人くらいはいくんじゃないでしょうか。CDは未聴。


8枚目は、デラー・コンソート*4/コレギウム・アウレウム合奏団
『ランス大聖堂、ノートルダム大聖堂における音楽』。
曲は、マショー「ノートルダムミサ」、ペロタンなど。
デラー・コンソートは初体験です。マショーって確かルネサンスの中でも、
特に古い方の作曲家ではなかったでしょうか。1300-1377だそうです。
ペロタンに至っては1200年ごろですと。800年前かあ…うーん。CDは未聴。


…えーと、まだまだ続きます(笑)


9枚目は、エストニアフィルハーモニー室内合唱団*5『ペルト:カノン・ポカヤネン』(ECM)。
EPCCは、数年前ふだん利用しないHMVで、棚に、『The Powers of Heaven』
(当方教会の宗教曲を歌ったCD。)が置いてあったのを手にしたのが初です。
以後数枚のCDを手に入れ、いまではお気に入りの合唱団の1つに。
柔らかな響きが心地よいです。2,3年前来日したそうですね。
その頃はまだEPCCのことを知らなかったので、見事に聴き逃しました…嗚呼。
スタバでうたたねしながら聴きましたが、周りがうるさかったため、
よく聴いていません。コメントはのちほど。ちなみにトヌ・カリユステ指揮です。
いまは元ヒリヤード・アンサンブル*6のポール・ヒリヤーが振ってますね。
よくしりませんけども。バルトの合唱っていいですよね。2枚組です。


10枚目は、ラ・ヴェネクシアーナ*7モンテヴェルディ:マドリガーリ』(Glossa)。
ライブ盤です。モンテヴェルディのマドリガーレはコンチェルト・イタリアーノ*8盤と、
コンソート・オブ・ミュージック*9盤を沢山持っているので、
巻別に個別に買う気はなく、ライブ盤を買いました。
ラ・ヴェネクシアーナはコンチェルト・イタリアーノとメンバーが大分かぶっているそうです。
シジスモンド・ディンディアのマドリガーレ集を1枚持っていますが、いい感じです。
イタリア〜ンみたいな。裏ジャケの写真もイタリア〜ンなコヤジが写っています。
(ただの太ったオッサンもいますが/笑)スーツのパンツの裾をまくっているのが、
いかにもイタリア〜ンですな。CDはイタリア〜ン未聴。


11枚目は、ウエルガス・アンサンブル*10ミヒャエル・プレトリウス:マニフィカート』(SONY)。
ウエルガス・アンサンブルは初体験です。ネットでウエルガスはいい!
という評判を聞いたのみ。プレトリウスは、シャンティクリア*11のCDに、
「In dulci biblo(もろびと声あげ)」をプレトリウスが編曲した曲が収録されていました。
プレトリウスって聞いたことがあるな〜ということで購入。CDは未聴。


以上11枚です。ちょっと買いすぎた気がしますな。
戦闘力にしてみれば、100万は確実か…。
珍しくちょっとたまっていた貯金も所持金も、0になりました。南無。
まあ聴くからいいんです。耳も鍛えられるしね。合唱楽しいしね。


この記事を書いているうちに、5枚目のPCAを聴きました。
ベース〜アルトはPCAが担当していて、ソプラノをテルツ少年合唱団が歌っているよう。
そして特筆すべきは、もともとアカペラ(ですよね?)のモテットに、
コレギウム・アウレウムによる合奏がついていること。
なかなかマッチしていました。「アヴェ・マリア」とかよいです。
一度だけ歌ったことがあります。本当に一度だけ。ベース低いですね。


以上のCD、「よさそうだな〜」と思うものがあれば、一度手にとって見てください。
レビューしてないのもありますが、多分はずれはないと思います。
なんとなくですけど。


さくっと書くつもりが、かなり時間がかかってしまいました。
文章も相変わらず長いし。最後まで読んで下さった方はどうもありがとうございます。
せっかく読んだのだから、上の1枚くらいは買ってみましょうね。
バードいいよバード。ではまた。

*1:Tolzer Knabenchor/Collegium Aureum

*2:Pro Cantione Antiqua

*3:Escolania de Montserrat

*4:Deller Consort

*5:Estonian Philharmonic Chamber Choir

*6:The Hilliard Ensemble

*7:La Venexiana

*8:Concerto Italiano

*9:Consort of Musicke

*10:Huelgas Ensemble

*11:Chanticleer