浪人ニッキ33

今日は一日中寝ていました。
こういう日もありますね。
何事も受け入れていかないと。


友人S土のブログ、浪人生デスマーチに、オマル・ハイヤーム(11世紀のペルシアの詩人、
他にも数学・天文学・医学・語学・歴史・哲学などに造詣が深かったとか)
の『ルバイヤート』(4行詩のこと)のことが書いてありました。
岩波から出ている小川亮作訳のものは持っているのですが、
ぼくは太宰治人間失格』に引用されている、堀井梁歩訳の方が面白くて好きです。
なので堀井訳のもの(すでに絶版)を手に入れようと思っていたのですが、
すっかり忘れていました。今日S土のブログを見て思い出したので、
堀井梁歩訳の『ルバイヤット』をネットで注文しました。
古本て価格がマチマチですね。3000円から10000円近くまで…。
4000円のものを注文しました。また痛い出費が…。
以下、『人間失格』に引用されているものです。

いずこに指導原理ありや?
いかなる叡智の光ありや?
美しくも怖しきは浮世なれ
かよわき人の子は背負いきれぬ荷をば負わされて


どうだ 此(はて)もない大空を御覧よ
此中にポッチリ浮かんだ点じゃい
此地球が何んで自転するのか分かるもんか
自転 公転 反転も勝手ですわい


みんな聖経をよみ違えてんのよ
でなきゃ常識も智慧もないのよ
生身(いきみ)の喜びを禁じたり 酒を止めたり
いいわ ムスタッファ わたしそんなの 大嫌い


味がありますね。
それではまた。