2006-12-30 嫌なんだ 僕はね 出来る自分に惚れていて 出来ない自分を呪うんだ。 僕が何も出来ない限り 僕は自分を呪うんだ。 それじゃあ 僕は自分を呪うことならできるのかというと とんでもない 僕は自分を呪うことさえできない自分を 呪うのさ。 そうして 僕は 呪いに憧れ 呪いを由とし 呪いに死ぬ。 おや 僕は 神を信じているのかな それとも。 いずれ 灰となり 土となり 壺となる我が身 そんなことを ペルシャの詩人が言っていたっけ。 僕を 割ってくれ 詩人よ 呪われた壺を。