ハルモニア(その1)

1.前半はこれまで通り、とにかく発声に気を使う。横隔膜、声帯、咽頭、骨盤隔膜、
背筋…考えることが多すぎ。しかしまったく思うように声が出ず。おまけに
音程までメタメタ。涙。ボイトレ受けないと。


2.後半は諦めて、ファルセット気味の細い声で、ハーモニーを作ることに徹する。
そうすると不思議なほどに楽しい。声はヘタだけど、ハーモニーが決まると嬉しい。
2年ぶりくらいに合唱が楽しいと思いました。まずは楽しまないと…みたいな。
でもやっぱり発声鍛えたいなあ。目標は「1パート1人で歌っても会場を埋め尽くす音響」です。
日本とブラジルくらい遠い。遠すぎる。あまりにも遠い。
イギリスの合唱団に入りたい。プロ・カンツィオーネ・アンティカのようになりたい。嗚呼。


3.1〜2を通して思ったのは、自分は「うまくなる」ということにこだわりすぎているということ。
最近のネタでいえば「株価を上げる」ことを第一目標としていたライブドアに近いものがある。
もっと音楽を楽しむことから始めないといけない、と思いました。
ていうか楽しくないと練習出る気がしない。そういう意味では後半は快挙。
まあ声を鍛えるのは東京シュッツ合唱団に帰ってからでいいか…。


4.本日の練習曲えは、アルカデルト(?1505-1568)の「Hodie beata virgo Maria」が
白眉。ありがちな暗い曲だけど渋くてイイ。いい曲を書くひとだ。
それと最後に歌ったパレストリーナの「Missa brevis」は、発声は捨てておいて
ハーモニーを作ることに徹したら感動しました。なんていい曲だ。


5.アルトのKさんが痩せて綺麗になってました。前から好みだったけどなんか
異様にキレイになった気がする。ていうかすでに売却済みだが。
しかもラジオのDJをやっているという。朝ラジオつけたら声が聞けるという。奇跡。


まとめ:「音楽は魂だ」はぁ…でもうまくなりたい…まずは楽しもう。
ていうか蛇足ですが、今度のイベントでタリスの「Spem in alium」を歌うそうです。
なんとですよ、40声のモテット。1人1パートでも40人。40人いても1人パート。
ありえない。名前だけは知ってましたがまさか歌うことになるとは。
音源もらったけど怖くて聴けません。気を使うパートが3パート→39パートに…。
ちなみに下から上まで40声あるわけはなく、SATBBの5声×8重合唱です。
タリスありえねえ。頭悪いのかよすぎるのかどっちかだ。