浪人ニッキ75

昨日の夜、医学部看護科(大学によっては看護学部)・保健学科について、
高校の同級生で、現在筑波大学の医学専門学群(他大学の医学部医学科にあたる)に通う、
KTくんに電話でいろいろと聞いてみました。


彼の率直な意見としては、「他学科はあまり薦められない」とのことでした。
それもそのはず、彼の心情としては、高校一年の頃から一貫して
医学部医学科を目指してきたぼくが、今さら志望先を変えるのは、
なんだかなぁ、という気持ちがあるのでしょう。その気持ちはぼくもわかります。
ですが、それはあくまで心情的なものに終始し、それ以上論理的というか、
合理的な理由はないはずです。ぼくが医者を目指していたのは、
それまで検査技師をはじめとする、他の医療関係の仕事が頭の中になかったからという、
ただそれだけの理由です。医学に興味があったのは昔からで、
医療関係の仕事には就きたいけれども、なぜ医者か?というと、
それは医者がいちばん真っ当な仕事(こういうと語弊がありますが)だから、
とか、成績が(かつては)よかったから、とか、最も大きな理由としては、
みんなにちやほやされたかった、という、その程度の下らないものしかありませんでした。


冷静に考えると、ということで、今まで上に上げた理由をこれといって意識することは
ありませんでした。一番最後の理由は結構重要で、ぼくは小さい頃から
自分に自信がなく、あるとき(アメリカで塾に通い始めた頃)から
急に成績がよくなったので、そのような屈折した自尊心から、
医者を目指すようになった、というのも一部あるのだと思います。
認めたくはないですが、そのような面もあったと、認めざるを得ません。


ですがいまニュートラルな視点というか、ブロード(二回目ですねこと言葉。
ブロードしてますか?)な視点に立つと、別に仕事は医者である必要は、ない。
これは厳然たる事実です。ブロードに考えると、別に検査技師だっていいし、
病院(医療現場)で働ければ、他の仕事だっていい。
やはり人間、ブロードに考えないと。固定観念は捨てる、これは
難しいことですが、一度捨てると、目からウロコが落ちたように、
視界がクリアになるように思います。まあ人生クリアじゃなくてもいいんですが。


また自分のことを書きすぎてしまいました。
しつこいようですが、話し相手がいないもので。すみません。
上のKTくんに聞いたところによると、検査技師は、病院の中では
収入は少ないほうだけれど、一般のサラリーマン程度は十分に稼げるとか。
収入のことは少し気になっていたので、これは朗報でした。
加えて、今の医療の場では、検査技師は足りていないらしい。
ふつうに稼げて、なおかつ医療の場で求められているのならば、
これは非常に「アリ」な選択肢ですね。
(昨日も書いたように、医師であれ検査技師であれ、ぼくは終始「自分のため」に
するものだと思っているので、この際人手が足りないとかそういうことは
どうでもいいのですけれども、しかしながら実際に足りていないのならば、
どんな仕事に就いてもこだわりのないぼくならば、多少嬉しいことではあります)


それで次に、現実的な話として、志望校を検討してみました。
まずは、京大。あとは、阪大。名の知れぬ地方大の保健学科に進むといっても
親が許さないでしょうし、保健学科ともなればレベルがかなり下がるので、
京大・阪大であっても、ぼくが十分狙えるレベルではあります。
そういうわけで、京都大学医学部保健学科。
これには、看護・検査技術・理学療法作業療法の4つのカテゴリーがあるようでした。
看護師は、ぼくは体力がないので、ボツ。
検査技術というのは、検査技師になる道だと思います。
理学療法理学療法士で、脳梗塞などで障害を負った人のリハビリを助ける
仕事だったと思います。作業療法作業療法士で、こちらもリハビリ。
とりあえず、いまは検査技師に的を絞ります。
すると、センターランク(前期日程)は85%。
細かい情報は省きますが、二次試験に国語があるのがひとつ問題でした。
でもまあセンター試験でも国語は受けるので、これだけみてムリ!というほどではなさそう。
次に阪大。こちらは、医学部保健学科―看護・放射線技術・検査技術科の3つがありました。
看護は、ボツ。放射線技術は81.2%。検査技術科は82.8%。
二次試験に国語はありませんでした。


総合的に見ると、京大・阪大、どちらでも狙えそうでした。
どちらかというと阪大の方が手が届きやすいですね。
でも京都モンテヴェルディ合唱団は京都にあるので、
なるべくならば京大に進みたいところです。


奈良県立医科大学医学部医学科、こちらは昨日書いたとおりですが、
まだ捨てたわけではありません。医者になるか検査技師になるか、
(あるいは理学療法士になるか、作業療法士になるか)、
これはそんなに大した問題ではないんじゃないかなー、と思います。
先のことはわかりませんもの。収入の面からみると医者になったほうが、
いいことはいいですね。それ以上はなんともいえません。
というか、検査技師について知識がほとんどないので、比較のしようがありません。
まあどっちでもいいですね。医者は難しいからあきらめて検査技師になるというのも、
面白くはないでしょうか?後の人生でネタになるような気がします。
あと全部面倒だから自殺する、というのも「アリ」ではありますね。


そんな感じでだらだら書いてしまいましたが、現状では、
京都府立医科大(医者)、京大・阪大(検査技師?)の2本(3本)立てで
考えようかな、とそんな感じです。ぼくの話なんかどうでもいいですよね。
失礼しました。まあ話し相手がいないので、dear diary、そんな感じです。
そういうわけで、今日は予備校の担任に相談にいってきます。
先生はご多忙であられるので、なかなか接触できません。
どんな仕事に就いても、大変は大変ですね。
それは医者も予備校教師もおんなじです。やれやれ。


それではまた。