浪人ニッキ58.5

(以下の内容は琉球大学の学生及び沖縄県民の方には非常に不愉快な内容であることを、
予めお詫び申し上げます。下はぼくの意見ではなく、かつぼくの母親の発言も、
誤解と偏見に基づいたものであることをご理解のうえ、お読みになってください。)


今朝母親に琉球大のことを話すと、
「なぜ近くにいい学校(九大のこと)があるのにそこにいかないのか」
「なぜ最低の学校(琉球大のこと)に行かないといけないのか」
「こんな学校があるんだとびっくりした(琉球大)、下には下があるんだと」
「N先生に九大受けるといったはずじゃないの、恥ずかしい」
「意味がわからない、情けない」
「自分がどれだけ優秀だった(過去形に注意)と思ってるの」
「みんな可愛そうにって思うよ、どうしても医者になりなかったのね可愛そうにって。
あるひとはお兄さんが九大にいったけど弟が宮崎医科大学にいったって。
お母さんはそれ聞いて可愛そうに、って思ったわよ、あんたもそうなるわよ」
「なんであんたが(琉球大に)行かなきゃいけないの、その辺の頭が悪い人なら別だけど」
「みんな(同じ筑波大駒場高校の人たちのこと)東大にいってるんだよ」
「立派な医者になるんじゃないんならならないで、恥、やめて
そうまでしてならないで、惨めだから」
「簡単な方ばかりに流れてるんじゃないの」


こう書き並べると、我が親ながら少しく情けなくなってきますが、
まあ仕方ありません。人生たるもの多少の不合理は甘受するべきでしょう。
上の発言の根底にあるのは、多くの日本人の底に流れるであろう、
「AとBのコースがあり、Aの方が社会的地位が上ならばAをとるべき」という価値観でしょう。
さらにその根底に流れるのは「人生お金が一番大事」という価値観でしょう。
この「金が一番」という考え、バブル崩壊後はさかんに叩かれて、
さも過去の価値観かのように思われていますが、実は現代日本人の血に
脈々と流れる考えなんですね。ぼくはごく最近になるまでこのことに気がつきませんでした。
(自分の中にもやはりこのような考えがあると気付き、やや愕然としました。
現在この考えを少しずつ取り除いていっている過程です)
このことについてはいずれ詳しく書きます。(たぶん)
とにかく、高度成長期の産物であろう「金が一番」という考え、
これは多くの日本人(特に都市部)の中に、未だに流れる価値観です。
(そしてまたなぜこれが問題かというと、日本人には宗教心がないからです。
神なき資本主義、これが問題なのです)
このことはよく理解しておくべきだと思います。


この記事を書いている最中も傍で母親がマシンガンのごとく
誹謗を繰り返し、もはやその全てを書き記すことは不可能ですが、
(まさか自分の言葉が全世界に発信されているとは思いますまい)
やはり人生たるもの多少の窮屈は甘受すべきでしょう。
母親がなんと言おうと、ぼくにはあまり関係のないことです。
母親には母親の考えがあるでしょうし、日ごろのストレスも
溜まっているでしょうから、たまには吐き出させてやってもいいかな、と
下手なことを言って神経を逆撫でするといけないので、
こういう時は何も言わず涼しい顔をしているに限りますね。
クールにいかないと。父親はわりと理解がある方なんだけどなあ。親父はなんて言うかしら。


そろそろ勉強しに出てきます。
地理を勉強しなければならないので、少し焦ってきました。
この焦りをうまくコントロールして集中力につなげるのが、
実力の見せ所ですね。実力の見せ所ではありますが、気楽にいかないと。
Take it easy, man.それではまた。