浪人ニッキ38

今日は合唱の本番を欠席しました。


一部の方には興味のない話で恐縮ですが、元MEGADETHマーティー・フリードマン
鈴木亜美のツアーに参加するんですってね(笑)さっき始めて知りました。
そのためデイヴ・ムステイン(MEGADETHのGt.)に「やつは女の子のためにPOPバンドで
プレイしている」と悪しざまに言われたそうです(笑)
なかなか面白い話ですね。


あまり書くことがないので、今日は詩の紹介でも。

「花」


木のあいだに挿しはさまれて
忘れ去られたひともとの花。
乾きはて香りも失せたこの花は
ふしぎな夢を心にはぐくむ。


この花はいつどこに咲いていたのだろう。
だれの手に なんのよすがに摘みとられて
ここにさしはさまれているのだろう。
それはわたしの知る人か 見知らぬ人か。


なつかしい出会いの日の思い出に
別れの嘆きのよすがのために
それともひとり歩きのつれづれに
しずかな野辺で また森の木陰で。


いま彼は あるいは彼女は
どこにいるのだろう。けれどもすでに
ゆかりの知れぬこの花のように
はかなく消えているかもしれぬ。

(プーシキン、金子幸彦訳)


とてもきれいな詩ですね。
僕たちもいつか死んだら、この花のように、
意味を剥ぎ取られてしまうのでしょう。


それではまた。