音源紹介など

今日は4つです。だんだん書き足しているうちに長くなりましたがよろしく哀愁

ANARCHUS/CSSO…ウンコ&スマート

1つめは、家にあったのを久々に聴いたANARCHUS/CSSO『Split Live CD』
2バンドのライブ音源のスプリットCDです。
ANARCHUSはメヒコ(Mexico)出身のグラインドバンド。
88年デビューとこのテの音楽では相当のベテラン。(NAPALM DEATHとかと同時代?)
…の割には知名度がイマイチなバンド。(の割には来日してる)
音楽性はややスラッシュ寄りのグラインドといったところですが、
ライブにおけるヤケクソぶりが素晴らしい。ハチャメチャ寸前。ていうかウンコ。
90年の音源だけあって、ベテランのベの字も感じられないヤケクソぶりです。
CSSOは日本産のグラインド・ロック(グラインドとロックを融合した新しい音楽)。
あまりのセンスと質に世界的に有名なバンドとなっているようです。
といってもぼくはこの音源しかもってませんが。(もう解散したんだっけか?)
文字通りグラインドをロックしたノリノリ暴虐サウンド
エフェクターも使いまくりで変態音楽好きにも響くかも。
グラインド好き・ロック好き・ノイズ好きあたりに聴いてもらいたいです。
MCの「次のライブはー3/10からーあの、メキシコ・中米行ってきます。
死ぬかもしれないけど(笑)」というのが面白いです。ていうかメヒコでライブやったのかー!
ちなみにその次のトラックからはメヒコのライブ音源が収録されてます。
あ、ちなみにANARCHUSのスタジオ音源も入ってます。
こちらは本当に同じバンドか?と疑ってしまうほどマトモな楽曲。しかもかっこいいし。
(よくみたら2000年の録音だった。ライブ音源の10年後か。)
ふつうの店では手に入らないCDなので、新宿の「DISC HELL」にいくか、
ネットで「DISC HELL」「はるまげ堂」で検索して手に入れてください。
もしかしたらディスク・ユニオンにもあるかもしれない。

IL DIVO…イケメン+美声=認めません

2つめは、昨日買ったIL DIVO『ANCORO』。現在タワレコ福岡店で大プッシュ。
ビルボードでも一位。そんな彼らは主にクラシック畑の男声歌手が4人集まって
ポピュラー曲を歌うというエレガントなグループ。
ぼくはいままでいわゆるクロスオーバーという音楽はクソだと思っていたのですが、
これをタワレコ店内で聴いたときはぶっとびました
3人はオペラ歌手で、1人ポピュラー畑の歌手が混じっています。
浅め(鼻腔共鳴が少ない)の声のテノール1人(ポピュラー系の人)に対する、
深め(鼻腔共鳴が多い)のテノール2人(声楽家)と、さらに深いベルカント100%で歌う
バリトン(全部鼻腔共鳴)の対比が素晴らしいです。バリトンは有名な人らしいです。
ここぞというところで入ってくるバリトンのオペラティックな歌唱がしびれるんダナー!
しかも顔も良く数知れず女性をひっかけてそうな男です。
歌歌えて顔がよかったらなーバリトン男エロすぎ。激オススメ盤です!
2006年に買ったCDのベスト3には入りそうですね。オススメ。

THE CHOIRBOYS…ヤバいよコイツら

3つめは、昨日タワレコ店内で流れていたTHE CHOIRBOYS『The Choirboys』
合唱大国イギリスの聖歌隊から少年3人をオーディションで選んだという
これまたクロスオーバーの1枚。購入はしてません。
上のIL DIVOを試聴している間に店内で流れていて最後の10秒しか聴けなかったのですが、
とても綺麗な声とハーモニーだったように思います。
アレグリの「ミゼレーレ」*1が収録されているのが気を引きました。
合唱音楽がはやると面白いでしょうね〜。
…4人じゃなくて3人でした。おまけにソプラノだけじゃなかった。
っておい!公式HP上で「ミゼレーレ」聴いたけどこいつらすごいですよ!
ほんとに11歳と12歳か!なんちゅー声と音程感覚だ!!タリスコ(タリス・スコラーズ)
よりうまいかも(笑)流行れ!!「とても綺麗な声とハーモニーだったように云々」どころではない。
こんなのが一般に世に出ていいのかという気すらする。反則的だ。ううむ。
とりあえず「ミゼレーレ」をファブリーズとかのCMとかに使ってほしいです。
…いやまてよく考えたら「ミゼレーレ」って5声の曲だぞ?
下2声はゲストで別の男が歌ってるのかな??11歳でこのベースとテナーは
ありえないよねさすがに…。ていうか大体11歳て声変わりしてないじゃん(笑)

中世音楽アンサンブル…う〜ん。渋い。

4つめは昨日買った中世音楽アンサンブルの『ヒルデガルド・フォン・ビンゲン:
シンフォニエ』
ヒルデガルドはアノニマス4*2の演奏を聴いて感銘したので、
店内で見つけたときは即購入を決心しました。アノニマス4に比べると線が細めで、
躍動感がある
感じ。ヒルデガルトいいな〜。12世紀の女性作曲家です。
単旋律の音楽を書いた人。ちなみにこの録音は楽器つき。
演奏はAnonymous4のほうがうまい(というが声がいい)けど、
これはこれで中世の香りが香ってくる好演ような。オススメ。


http://sakusya.daa.jp/music/disk0_18.html
http://www.bmgjapan.com/_artist/profile.php?id=1944
http://www.universal-music.co.jp/classics/choirboys/
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%B0%E3%83%AA

Ancora

Ancora

クワイヤーボーイズ

クワイヤーボーイズ

  • アーティスト: クワイヤーボーイズ,イングリッシュ・チェンバー・シンガーズ,ヘイリー,マーティン・ニアリー,コリン・ウォルシュ,フィオナ・ピアーズ,イアン・ティリー,イングリッシュ・チェンバー・プレイヤーズ,アリス・ニアリー
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2006/02/08
  • メディア: CD
  • クリック: 1回
  • この商品を含むブログ (1件) を見る
Von Bingen: Symphoniae

Von Bingen: Symphoniae

*1:イタリアのシスティーナ礼拝堂の秘曲で、複写が禁じられていたものの、モーツァルトがそれを2度聴いただけで記憶し、正確に記譜したという逸話をもつ曲。

*2:Anonymous 4